リハビリテーション科教育体制 (リハ医による指導)

関中央病院では2024年2月から、月に1回、愛知医科大学の尾川教授をお招きして、リハビリスタッフへの指導を受けています。2月にご指導いただいた患者様から感謝のメッセージをいただき、これにより担当の理学療法士と作業療法士が理事長からサンクスカードとして表彰されました。

尾川教授のご指導により、スタッフの意識が変化しました。

教授からの問いかけによって、療法士たちは自身のアプローチや判断について深く考えるようになりました。その結果、患者の状態や身体機能の変化に対する理解が深まり、より効果的なリハビリテーションが提供されるようになりました。

教授は簡単に答えを与えるのではなく、スタッフに考える機会を与えています。彼らがなぜそう考えたのか、なぜその症状が出ているのかを理解することが重要だと教えています。彼の指導により、スタッフは自らの知識や技術を向上させることができ、患者により良いケアを提供することができるようになりました。

4月の指導では、血液データについての講義が行われました。この講義はリハビリスタッフだけでなく、リハ会議に参加している利用者様、ご家族、ケアマネジャーも聞いており、教授の指導に感銘を受けていました。

月に1回のご指導を受けるだけでなく、部署内の研修体制も充実させています。今年度からは、専門性に特化したグループ研修や新人研修、スキルアップ研修、症例検討などが計画されています。安全かつ効果的なリハビリテーションを提供するために、スタッフの育成に力を入れていく予定です。

文責 中嶋 久雄