回復期リハビリテーション病棟 院内デイ活動の紹介
毎週木曜日に回復期リハビリテーション病棟に入院中の患者様を対象とした院内デイ活動を開催しています。
院内デイ活動では、音楽療法士による音楽療法、作業療法士による手先の運動、臨床心理士、認知症看護認定
看護師による創作活動を行っています。
音楽療法では季節に合わせた曲、患者様の年代に合わせた曲を一緒に歌う、手拍子、楽器でリズムをとるなどを
行っています。音楽に合わせて声を出して歌うことは、幸せホルモンとも言われるオキシトシンが分泌されることによりストレス解消に繋がり、また声を出すことによる発話の練習、手拍子などで身体を動かすことによる運動機能の上昇などに効果があると言われています。また毎回、年代に合わせた曲を聴いたり歌ったりすることで、その時代の話題の話で盛り上がり楽しい時間を過ごすことができています。
創作活動では、手先を使うことが多いため、まず手先の運動を行います。その後、カレンダーの作成や季節に
合わせた飾り物を創ります。参加者の方がひとつのテーブルを囲み創作をすすめていきますが、お互いの作品を
見ながらの会話もすすみ楽しい時間を過ごすことができています。また手先を使うことにより手先の運動に繋がることや、考えながら創作活動をすすめていくことで脳の活性化にも繋がると考えています。何より、出来上がった作品を目にされた時の満足感に満ちた笑顔が皆さん素敵です。
今後も院内デイ活動をとおして、リハビリ時間以外での余暇活動の一部として患者様と一緒に楽しみながら歌ったり、運動したり、考えたりできる時間を創っていきたいと考えています。
文責 認知症看護認定看護師 長尾美千代



