【骨粗鬆症について知っていますか?】

【骨粗鬆症について知っていますか?】

みなさん骨粗鬆症(こつそしょうしょう)という病気をご存じですか?

なんとなく、「年齢とともに骨が弱くなっていく」というイメージがある方も多いかもしれません。今回は骨粗鬆症の特徴や検査、治療について紹介します。

〈骨粗鬆症とは〉

骨粗鬆症とは骨量(骨密度)が減ることで骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気を言います。骨粗鬆症による骨折を起こすと寝たきりや認知症につながることがありますが、様々なケースで予防や治療もできる病気です。骨量が減少する最も大きな原因は加齢ですが、遺伝や飲酒・喫煙などの生活習慣、閉経(女性のみ)なども影響します。

〈検査〉

骨量測定には様々な種類がありますが、どの検査も痛みはなく数分で測定できます。腰椎(背骨)や大腿骨近位部(足のつけ根)、前腕骨の骨密度をデキサ法(DEXA)で測定する方法や、手のひらのエックス線写真を用いるエムディー法(MD)などで評価できます。当院では前腕骨の骨密度をデキサ法で測定しています。

〈治療〉

「骨粗鬆症」と診断された場合は薬による治療の対象となります。現在、のみ薬、点滴薬、注射など治療の選択肢が増えています。骨粗鬆症の薬は、骨密度を高めるだけでなく、骨粗鬆症による骨折を減らすことも実証されています。

〈骨粗鬆症を予防するために〉

普段からカルシウムやビタミンDを多く含む食品を摂取し、適度な運動を心掛けることで骨密度の低下を予防することができます。また定期的に検査を受ける事で、骨密度が低下した際に早期から治療を開始することができ、骨折の予防につながります。当院では、健診課にて誰でも550円で骨密度検査を受けることが出来ます。気になる方はぜひ一度骨密度検査を受けてみてください。

ご予約は健診課までご連絡ください。 

0575-21-1080(健診課直通)

文責 北原 菜々美

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