ふれあい看護体験

ふれあい看護体験は「5月12日看護の日 看護の心を、みんなの心に。」をメインテーマに、全国で看護体験を通じて看護に対する理解を深める目的で実施されています。

当院でも8月5日(土)に高校生対象にふれあい看護体験を開催し、14名の高校生が参加しました。昨年までは、コロナ禍でWeb研修になっていましたが、今年は病院で開催をすることができました。実際に白衣を着て、少し看護師になった気分を味わってもらえたと思います。

初めに「看護師の仕事」について病棟で看護師が働く様子を動画でみてもらい、実際に病棟に行き見学を行いました。

その後に、4つのブースに分かれてもらい、①採血ではシュミレーターで実際に使用している注射器や針で採血を行いました。難しそうに針を刺している姿もみられましたが、実際に赤く染めた液体が引けてくると、嬉しそうに笑顔がみられました。②血圧・脈拍・酸素飽和度の測定や聴診器で呼吸音の聴取では、なかなかわからないなど苦戦する姿もありましたが、何回かチャレンジをして触知・聴取ができたときは「わかったー!聴けたー!」と喜ぶ姿がありました。③シーツ交換では患者役も経験してもらい、患者がいる状況でのシーツ交換の大変さを知ってもらいました。④車椅子やストレッチャーでは、実際に体験することで怖かったり、不安だったり、患者側の体験ができました。

最後に「看護の道」ということで、看護部長より、看護師になるための進路について説明があり、将来の夢に向かって進むためにどうすればいいか話が聞けてよかったと、真剣に話を聞く姿がありました。

体験を通じて、高校生からは「なかなか体験できないことができて、とてもいい経験になった。楽しんで体験ができた。」「人生で初めての事ばかりだった。実際に病棟を見ることができてよかった。ますます看護師になりたくなった。」「貴重な体験ができた。」「看護師のやりがいを知ることができた。楽しかった。」など、感想が聞かれました。今回参加したことで、一人でも多くの高校生が看護に興味を持ち、看護師を目指してくれればと願っています。

文責 病棟師長 中島義枝