当院外来では、糖尿病の血糖管理のサポートに血糖値モニタリング機器の“フリースタイル リブレ”を使用しています。(以下リブレとします)
それは間質液中のグルコース濃度を連続的に測定・記録することで、低血糖や高血糖の検出を補助するものです。
一部の糖尿病の患者様には、簡易血糖測定器を用いて専用の穿刺器具(血液を採取するための器具)で指先から血液を採取し、ご自分で血糖値を測定する“自己血糖測定”をしていただきますが、リブレは指先に針を刺すことなく測定でき、腕の後ろに装着したセンサーをリーダーという測定器やスマートフォンでスキャンすることで血糖値を測定することができます。
血糖値の変動を“見える化”することで、糖尿病患者様の自己管理をサポートできます。
この度リブレが新しくなって精度が上がり、更にリアルタイム測定(スキャン不要)とアラート機能を備えた“リブレ2”に変わります。
それに伴い、糖尿病患者様のサポートができるように、患者様からお話を伺いながら、その方に合ったリブレの使用方法を検討・選定、メーカーの方にお越しいただいての勉強会や外来スタッフ内での勉強会を行いました。
医療の世界は日進月歩と言われていますが、学びや経験が追いついていないと感じる日々です。 今回、リブレ2が新しくなることによって、学ぶ時間を持つことができ、いい経験ができました。
文責 外来看護師 土屋志穂