~ 力を入れています、薬薬連携!! ~2024年度薬剤科のブログは、「薬学部実務実習生の受け入れ状況」について掲載させて頂きました。
今年度は、薬剤科が特に力を入れている「薬薬(病病)連携」について紹介したいと思います。
岐阜県において、ここ関市における中濃地区は飛騨地区に比べて「薬薬連携」があまり進んでいない地域と言われています。
では病院と病院又は病院と地域の保険薬局が連携することの必要性はなんでしょうか?私たちが考える連携は単なる「顔合わせやコミュニケーション」だけではありません。その先にある患者様の投薬情報をいかに地域の病院や保険薬局と共有し、「リスク軽減」に薬剤師がいかに貢献できるか、その上でいかにシームレスな薬物療法が継続できるかを目標に地域医療に貢献しています。
当院では現在保険薬局向けにお薬手帳を介した情報提供を2019年から行っています。そこには入院中の処方変更の意図と退院時処方の内容を病棟薬剤師が貼付して保険薬局へ見せて頂くように患者様に説明させて頂いています。


また、上記以外にかかりつけ医や今後受診される医療機関には、当院を退院される患者様に限り、「薬剤サマリー」というA4サイズのお手紙もお渡ししています。剤サマリーは、お薬手帳による情報提供よりもより詳細な情報を提供でき、「入院時持参薬」と「退院時処方」が比較できる上、患者様の内服状況や処方変更の経緯、さらに1部の検査値も掲載しています。
サマリー提供は2021年9月から開始しており、少し古いデータですが、23年度の提供率もおおむね100%を維持しています。

またここ最近の薬剤科の取り組みとしては、「抗コリンリスクスケール」を活用した、患者様の副作用や転倒予防に対するリスク評価を新たな業務としてはじめました。抗コリン作用を有する薬剤は特に高齢者に使用する際、注意が必要とされています。抗コリン作用の強度を点数化し、合算する事で点数が高い程リスクレベルが高いと評価して、薬剤師が介入すべき優先順位をつけ医師と協議しています。まだ開始して1年満たない状況ですが、着実に実を結びつつあります.


今後も、これらの活動を通して慢性期の医療を担う薬剤師として、「安心・安全」な薬物療法を提供出来るような活動を進めて行きたいと考えています。最後に、「お薬手帳、ぜひ持参して下さいね」これが、適切な治療を受ける第1歩です。

文責:薬剤科 岡田 良


