2022年9月1日~2日に札幌コンベンションセンターで行われた『第53回日本看護学会学術集会』で、看護師2名がポスターセッションで発表をしてきました。
【学会テーマ】
変化する社会で求められる看護の役割
~地域における健康・療養支援の強化~
今回の学会は900名程が参加されました。
一般演題が口演38題、ポスター48題あり、在宅療養への移行支援や高齢者の健康維持増進、安全・安楽への支援に関する発表内容が多くありました。また、新型コロナ感染症下での感染管理に関する発表もあり、コロナ禍で働く看護師のストレスや心情などが報告されました。ストレスを抱えながらも頑張って働く看護師の現状を改めて知る機会となり、引き続き頑張ろうと励みになりました。
福井トシ子日本看護協会長の講演では、「2040年を見据えた社会の課題へ看護職がどのように役割を果たす必要があるか」についてお話を頂きました。この課題をテーマに当院看護部においても看護職一人一人に何ができるかを考えていきたいと思います。
発表者 | 演題 |
武藤浩志 | 経口摂取ができない後期高齢患者へ
OHATを活用した一事例 |
代理発表
加藤あや子 (研究者:古田祐世) |
家族の支援が受けられない独居高齢者に対する
退院支援の質向上に向けた一検討 ~退院支援に関わる他職種の認識について~ |
第7波のコロナ禍での開催であり、演題の取り下げをされる方もいる中、無事発表することができました。発表7分、質疑3分と短い時間でしたが、高齢患者様への看護は今回の学会テーマとも関連しており、発表に対して多くの方に関心を持って頂き、質問も複数頂きました。空き時間には他病院の方と会話ができ、少しの時間でしたが交流できて良かったです。
当院の看護部では看護の質向上のために、月一回看護大学から講師を招いてご指導を頂きながら看護研究に取り組んでいます。今後も引き続き看護の質向上を目指して頑張ります!
看護部長 加藤あや子