私たち地域医療連携室は毎年、武儀医師会主催による武儀地域の『病院診療所における医療機能を考える会』において当院の活動報告等を発表させていただいております。
この会は武儀地域の3病院(中濃厚生病院・市立美濃病院・関中央病院)と開業医の方々を中心に当地区に関わる医療、介護業界の方を対象としています。
今回は記念講演会をメインに3病院の担当者より地域医療連携の近況等について発表しました。
当院からは地域医療連携室の川地(社会福祉士)が関中央病院の病床機能の紹介や、最近新たに取り組んでいる活動を中心に講演しました。
<回復期リハビリテーション病棟の紹介>
当院は回復期リハビリテーション病棟開設7年を過ぎ、さらなる飛躍を目指し患者様への充実した入院生活を送る目的として院内デイ、関レク、自動車運転支援、ジェントルスティムの紹介をしました。
特に当院では高齢者を対象に認知症認定看護師を中心とした多職種が関わりリハビリ時間以外の余暇活動の充足が図れるよう取り組みが進んでいます。
また数名の患者様を対象に集団で、筋力アップの為の運動、栄養指導、嚥下体操、認知機能低下や日常生活機能能力の向上等、社会交流の場を提供し、コミニュケーション能力を養うなど、様々な活動を行っています。
<訪問診療の紹介>
2022年5月から総合診療科の医師による小児患者への訪問診療も活動しており、様々な医療的ケア児に対しても介入しています。
症例としては出生時における低体重児、重積発作からの脳障害、染色体異常等、急性期の治療後の対応に関与しています。また成人期の患者様にはガン等の看取り対応も行っています。
今後も地域医療連携室として『最期まで自分らしく』をキーワードにこれからも地域の方々に寄り添う姿勢を大切に支援させていただきます。
文責 川地信也