新型コロナウイルスワクチン個別接種実施中!

この夏、日本国内で猛威を振るった新型コロナウイルス感染症(通称COVID-19)の第5波…。秋の気配とともに新規感染者数が減少傾向となり、岐阜県にも適応となっていた「緊急事態宣言」は無事に解除されました。この第5波が急激に減少した背景には、国民全体のワクチン接種率の向上が大きく関与していると言われています。
当院でも、今年1月に「ワクチンプロジェクト」を発足して、積極的に取り組んできました。関市役所と連携しながら、高齢者・医療従事者の集団接種、および一般の方への個別接種と、地域住民の皆様のニーズに対応しながら、連日ワクチン接種を実施しています。9月からは、診療が終了した土曜日の午後から、外来全面を利用して、より多くの皆様に提供できる体制を整えました。
現在、関市で使用しているワクチンはファイザー社のもので、当院で接種する分は行政から届けられ、薬剤科に設置してあるディープフリーザーで冷凍保管しています。常時、施錠管理されており、薬剤師がその日の必要本数だけを取り出して解凍します。

注射の準備は安全面と衛生面を考慮して、2名のスタッフがお互いに確認し合いながら、クリーンベンチという無菌状態の環境下で行っています。

 

 

 

接種予約は30分間隔でお取りしており、予診の医師は1名、接種するナースは2名で対応しています。受付から接種済証発行まで、できるだけ混乱しないよう、スタッフ間で連携しながら誘導しています。
関市内のワクチン接種は、10月15日現在、2回目まで接種した人が78.9%と、全国66.5%に比べ高い水準で進んでいます。今後も、当院ではできるだけワクチン接種事業に貢献し、この地域での新型コロナウイルスの感染者が再び増加しないよう、協力していきたいと思います。

 

 

文責 感染対策室 感染管理認定看護師 石原弘美