【関中央病院グループの入職者の歓迎とミニ研修について】

2020年4月1日、例年なら関中央病院グループおよびメイトウホスピタルグループと共に、入職式を行っていますが、新型コロナウイルス対策として今年は入職式が中止となり、教育委員会が必要な項目のみの研修を実施致しました。

1.植松院長からの祝辞・挨拶
本日は、香徳会への入職、おめでとうございます。香徳会は、名古屋の名東区にメイトウホスピタルがあります。関中央病院と同じような規模で診療しています。
香徳会の理念は、「私たちはすべての方に喜んでいただけるヘルスケアを提供します」です。基本方針として、(1)地域の医療・福祉に貢献します、(2)安全・安心・良質な医療・福祉を提供します、(3)チームで医療・福祉を実践します、としています。地域の皆様と共に地域包括ケアを進めていますので、職員一丸となって対応していきます。
今年のみなさんは、リハビリ職員が7名、看護師が4名、介護士が4名、検査技師が1名、保育士が1名の17名ですね。専門職としてそれぞれが成長していって欲しいと思います。そのためにも自己研鑽をしっかりしてください。

2.伊藤課長より、個人情報保護法についての説明
当院では、個人情報を重要視しています。個人情報とは、個人の権利と利益を保護するために、個人情報を取り扱う事業者に対し、個人情報の取り扱いを定めた法律です。具体的には、生存する個人に関する情報であって、氏名、生年月日、住所などにより、個人が特定できるものが個人情報の対象となりますので、特に漏洩などないように患者様や利用者様の情報を厳重に取り扱っています。何度も申し上げますが、「患者情報や院内で知り得た情報は院外へ絶対に漏らさないこと」を約束してください。

3.石原師長による感染についての説明
感染症とは、病原体が体に侵入して、症状が出る病気のことをいいます。今、世間で騒がれている新型コロナウイルスについてですが、飛沫感染と接触感染でうつってしまいます。そのために、換気の悪い密閉空間、多数の人が集まる密集場所、間近で会話や発生をする密接場所の3つの密をさけましょう。その他、当院で実施しているゾーニングやトリアージなどの紹介を見ていただきました。
実際に感染を広げるのは私たちの手が原因となりますので、どの程度の手洗いができているかを実習していただき、できなかったところをチェックしてもらいました。
100人中1人でも怠ると感染が発生してしまいますので、みなさんで協力して感染防止をするように、一人一人が心がけるようにしてください。

4.担当者より
本来であれば、入職式を行い続けて新入職者を対象として研修を1日実施する予定でした。講義内容としては、新入職者の心構え、病院の基礎知識、患者の権利、個人情報保護法について、ハラスメントについて、5Sについて、接遇マナー、医療安全、福利厚生などです。そのために、2か月ほどかけて準備をしてきましたが、新型コロナウイルス対策として、研修も極力実施しないようにとの病院の方針がありましたので、上記のような必要な説明のみ対応させていただきました。入職者には、2020年度新入職者研修資料を配布させていただきました。後日改めて日程調整し、残りの研修を実施していきたいと思います。

少しでも早く、当院の職員として活動していただけることを望んでおります。
みなさん、最後まで一生懸命説明を聞いていただきまして、ありがとうございました。

文責 教育委員会 三輪小百合