当院の特徴
当院は地域包括・回復期・療養病棟と全150床の病院で、各病棟に担当薬剤師を1名ずつ配置しています。
また、コロナの予防・治療にも薬剤師は活躍し医師をはじめ多職種と連携して地域の医療にも貢献しています。
「やりがい」と「大変さ」
急性期病院とは異なり慢性期に特化した病院のため、患者様の在院日数も長くその分深くかかわりを持つ事が出来ます。
これは患者様の病態を把握し、ポリファーマシー対策を行う良い機会とも言えます。患者様が在宅復帰に向けてご自身でお薬を管理できるよう入院中に多職種と情報を共有し患者様個々のニーズに合わせた処方提案を医師に行い、それが患者様に還元されていく事がやりがいの1つだと感じています。
また、常勤薬剤師3名で上記に示すような多くの業務を行うため、人数が少ない分1人の薬剤師が負担する委員会も相対的に多くなります。
つまり限られた時間の中で多くの仕事を同時進行してこなさなくてはいけないのは精神的なプレッシャーにもなりますし、それと同時に自分自身の健康管理を行うバランスに大変さも感じます。
当院薬剤師が目指している目標
私たちが重要視しているのは「薬薬(病薬)連携」と「ポリファーマシー対策」です。
現在薬薬連携は回復期を中心に最近では地域包括病棟でも運用を開始しています。
当院が作成する薬剤サマリーはかかりつけ医を対象にした情報提供で、お薬手帳を活用した入院中の処方変更の経緯についてはかかりつけ薬剤師に向けた情報提供となります。
ポリファーマシー対策も今年度の重要課題としてまずは回復期を中心に行っています。
現状は整形疾患で転院してくる患者様は減薬が行いやすい傾向にあります。
今後は薬剤師が充足すれば、他病棟にも横展開していく予定です。
薬剤師を目指す方へのメッセージ
薬剤師の資格をとるためにも日々の勉強は大切ですが、実際には薬剤師になってからの方が多くの事を自ら学んでいく姿勢が大切です。
医療業界は日々変化し、それに対応できるような情報収集能力、また収集した情報をいかに活用し患者様の治療に還元できるかという行動力や人間性も必要になってきます。
将来患者様に指名されるような薬剤師を志して皆様には頑張って頂きたいと思います。
薬剤師の1日の業務
薬剤師の勤務は8時30分から17時30分までで、平日1日と日曜日休みの週休2日制です。またゴールデンウイーク及び年末年始は最低1日出勤があります。
現在常勤薬剤師3名が在籍しており、各病棟業務を兼務しながら調剤室業務を行っていますので病棟業務が多忙な場合は下記に示す調剤室業務のスケジュールは多少変動する事もありますので目安とお考え下さい。
また転院患者様との面談に関しては、回復期に転院される患者様を対象に実施しており、これ以外にも多くの委員会活動に薬剤師は参加しています。