関中央病院で4週間の研修させていただきましたが、そこでの内容は当初思っていたよりずっとずっと充実したものでした。
これまで大きな急性期病院にしかいたことがなかった自分には、地域包括ケア病棟なる病棟や、近隣の老健・特養などの高齢者施設、訪問診療・看護など目新しいものばかりでしたが、ここで患者さん・利用者さんと関わりながら研修していく中で、それらの意義や役割、実際の様子をを知ることができました。
たくさんの手技の経験もできました。尿道留置カテーテル挿入や、胃管挿入をはじめ、CV挿入や心エコー、胸腔穿刺なども経験でき、それらの手技への自信を少し持つことができました。
病棟業務では、一週目に植松院長から突然「この患者さん、先生の自由に診て」とのご指示を受けました。指導医の後追いではない病棟管理はあまり経験がなかったため最初は戸惑いましたが、自分で考えて指示を出す過程はとても勉強になりました。また、その中で、人間の尊厳や患者さんの終末期の幸せは何だろうか真剣に考えたり、患者さんの現在の病状や今後の方針をご家族に説明するために必死に準備したりと、これまでの研修では経験してこなかった大切なことをたくさん学べました。
これほどの多くの経験や学びを得られたのは、指導医やコメディカルの皆さんに熱心にご指導していただいたり、たくさん機会の与えて頂いたためです。ここでの研修で得られたものを生かして今後も医師として頑張っていきます。4週間本当にありがとうございました。