当グループは「刃物のまち関市」にある回復期・慢性期を担う病院です。介護老人保健施設やグループホーム、訪問看護ステーションを併設しており、入院から在宅療養まで安心できる連携サポート体制の中で、地域に密着した患者様中心の医療・介護を提供しています。

わたしたち看護職は、患者様の意思決定を支援し、患者様が自分らしい暮らしを継続できるよう支援することが求められています。これは、まさに当院の看護部理念『その人らしさを尊重した看護・介護』であると思っています。患者様やご家族様の希望する生活に少しでも近づけていけるように、看護師一人一人が患者様に寄り添いながら日々看護に当たっています。

私が一番大切にしていることは、相手に関心を持ち、相手の立場に立って考えることです。相手の立場に立つということは、その人の価値観を知りそれを大切にすることです。これは看護職にとって必要なスキルでもあります。相手を知ろうという気持ちがなければ、相手の価値観を知ることもできません。相手を知ろうという気持ちを持つことが、患者様やご家族様の「その人らしさ」につながると信じています。看護部長として、患者様やご家族様だけでなく、一緒に働く一人一人の職員に関心を持ち、職員の「その人らしさ」も尊重できる職場風土を目指します。顔の見えるアットホームな職場環境で、一緒に働く仲間との会話を大切にしながら、それぞれがめざす看護師像に向かってサポートします。

「その人」が大事にしていることは何なのか、患者様やご家族様、そして一緒に働く仲間の「その人らしさ」を看護部の仲間と共に追究し続け、看護部理念の実現を目指します。

看護部長 加藤あや子