病院のブログ


お薬との付き合い方〜高齢者の多剤併用について〜

 

こんにちは。薬剤科です。

今日は高齢者のお薬との付き合い方についてお話したいと思います。 

 まず、9月1日現在、関市の人口は89,143人。そのうち65歳以上の方々は25,663人で、全体の28.8%を占めています。その約3割の方々が、いつまでも健やかに、元気にお過ごしになることを私たちは願っています。

 そうはいっても、長年生活していると、身体のどこかが不調になり、病院で薬をもらっていらっしゃる方も多くいるのではないでしょうか。

 みなさんはご自宅に、服薬を忘れてしまったり、飲んでいなかったお薬はありませんか?その余ったお薬、お金に換算するといくらくらいになると思いますか?

 厚生労働省の調査によると、飲み残しのお薬は、全国で、ざっと約500億円にものぼるという結果がでました。500億円です。驚きますね。

テキスト ボックス: 厚生労働省ホームページ「患者のための薬局ビジョン」よりMacintosh HD:Users:yukisako:Desktop:スクリーンショット 2018-09-04 13.37.13.png

なぜ、お薬が残ってしまうのでしょうか。その理由は・・・

テキスト ボックス: ・	ついうっかり
・	症状がよくなったと思ったから
・	薬が多すぎる
・	薬を飲む回数が多すぎる
・	薬が合わない
         などが考えられるでしょうか。

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そこで注目したいのが「薬の量(種類)が多いこと」です。最近のテレビや新聞で「ポリファーマシー」とか「多剤併用」という言葉が取り上げられるようになりましたが、聞いたことがありますか?

 薬が多くなる理由は、複数の医療機関でそれぞれ薬をもらっていたり、いろいろな病気の志指針が変わってそれぞれの病気のおすすめ薬を使うようになってきていることも考えられます。日本老年医学会によると、6種類以上服用していると転倒転落のリスクも高まるというデータもあるようです。数だけの問題でなく、症状が治まっているのに漫然と飲み続けたり、飲んだり飲まなかったりすることで、十分な治療効果がえられなくて薬が足されることも注意が必要ですね。

 お薬と上手に付き合うためには、ご自分の生活リズムに薬を飲むタイミングをどうやって取り入れていくか、ということも大切です。どうしても忘れてしまう理由があるとき、調整可能な場合もあります。
医師は、みなさんの病気が良くなることを考えて処方をしています。薬が最大限効果を表すことができるように、薬剤師にお気軽にご相談ください。
みなさまがお薬と上手につきあって、心身ともに生き生きと、生きがいを、もって生活や、社会参加のできることを願っています。

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文責:薬剤科科長 酒向幸

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