病院のブログ


【風疹が流行しています!】

 国立感染症研究所では、今年は風疹患者が特に8月(第30週~33週)に急増しており、昨年1年間の累計患者数の約2倍に上っていると発表しました。

大人の風疹について

風しんは風邪様の症状とともに発疹とリンパ節の腫れを伴うウイルス感染症です。子供の病気と思われがちですが、ワクチン接種をきちんと受けるようになった最近では小児の発症数は年々減少しており、むしろワクチン接種が不十分だった30~50歳代の発症が問題になっています。成人で発症した場合には、高熱や発疹が長く続いたり関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあり決して軽視はできない疾患でもあります。

 

先天性妊娠症候群

 妊娠初期3か月以内の女性が風疹にかかると胎児に影響を及ぼし、先天性心疾患・難聴・白内障などの症状が現れる場合があります。また、血小板減少・糖尿病・発育遅滞・精神発達遅滞などを伴うこともあります。2013年にも風疹の流行があり、その時には45人の先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれ、そのうち11人が亡くなったと報告されています。妊婦さんだけでなく周囲の人も風疹にならないよう予防することが重要です。

 

 

*自分が風疹の抗体を持っているか確認しましょう!

 風疹は抗体を持っていればかかりません。そこで妊娠の可能性がある(妊娠を希望する)女性とそのパートナーや同居者は、抗体価検査を無料で受けることができます。当院でも実施可能ですので、事前にお電話でお問い合わせください。岐阜県のホームページにも詳しい情報提供がありますのでご覧ください。

 

*風疹ワクチンを接種しましょう!

「ワクチン」の画像検索結果 抗体が十分ではない場合にはワクチン接種が推奨されています。また、抗体の有無がわからなくても、心配なのでワクチンを打っておきたいと希望される場合にも対応いたします。ワクチンはお取り寄せとなりますので、事前にお電話または来院して申し込みをお願いいたします。風疹ワクチンは1回接種5,000円(消費税別)となっております。

 

 

文責 感染対策室師長 石原弘美

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