
ふれあい看護体験2015 inスプリング
平成27年5月16日(土)、春季ふれあい看護体験を行いました。
関中央病院グループの開催としては、平成6年から毎年実施しておりますので21年目となります。
関高校、武儀高校、関有知高校、郡上高校、長良高校から、総勢29名の参加がありました。
<体験コーナーと病院見学・臨床体験>
注射器の取り扱い・血圧測定・車椅子乗車の3つのブースを設置し、体験していただきました。また、手術室を中心とした病院内の見学と、病棟のベッドにてベッドメイキングやナースコール体験、検温の見学などの臨床体験も行いました。
体験ブースでは、
・注射器の取り扱いや血圧測定は想像より難しかった。
・テクニックが必要だと思った。
病院内見学・臨床体験では、
・色々な部署・職種があり協力して働いているのがわかった
・手術室に入って体験できて楽しかった
など、たくさんの意見をいただきました。高校生のみなさんは、とても楽しそうに体験していました‼
<講義>
山中看護部長より『看護師への道』として進路に関する話(奨学金の説明も含む)を聞きました。「看護師になりたい人は手を挙げてください」と参加している高校生に確認すると、約8割が看護師になりたいと挙手されていました。看護師志望の高校生が多く、看護師になろうという意欲も感じられました。講義も真剣な表情で話を聞く姿がみられました。さすが高校生ですね‼ 保護者の方も4名が講義から参加して頂きました。
<昼食>
お昼にはカレーライスを一緒に食べました。参加者と看護師が協力して準備しました(ご協力ありがとう♡)。カレーは大変評判が良かったです。
<座談会>
食後に、今日の体験の様子や、楽しかったことなどの意見交換として座談会を行いました。
質問内容として、
・専門学校と看護大学のちがいは何?どっちに行こうか迷っています…。
・海外で働きたいけどどうしたらいいの?・看護師の仕事って大変ですか?
保護者の意見として、
・アットホームな感じが良かった。子供を働かせたいと思った。
・進路に関する質問や良い意見を聞くことができました。
今回の体験で参加者の方が進路を決定していく上で、少しでも参考にして頂けたら嬉しいですね。
次回、平成27年8月8日(土)には、「ふれあい看護体験2015 inサマー」を予定しています。興味のある方は是非ご参加下さいね♡
3階病棟 看護師長 加藤あや子
旭ヶ丘訪問看護ステーション・関中央病院居宅介護支援事業所の紹介
旭ヶ丘訪問看護ステーションの紹介を致します
住み慣れた家で安心して療養生活ができる様にお手伝いします。
24時間365日見守りをしています。
訪問看護師・理学療法士がご自宅にお伺いします。
旭ヶ丘訪問看護ステーションは、平成7年3月16日開設、「その人らしさを尊重した看護・介護の提供」を理念とし、関市や周辺の地域へ訪問しています。専門の看護職員による「日常の健康管理や医療処置」のほかに、専門の理学療法士による「リハビリテーション」を行い、「看護」と「リハビリテーション」の両方からのサポートを行います。遠方へは1時間ほどの移動時間がかかる利用者様も見え、訪問看護師や理学療法士が来てくれるのを楽しみに待っておられます。
癌のターミナル期や在宅酸素・尿管カテーテルを使用されている・糖尿病でインスリンを自己接種している・認知症を抱えながら家で生活されている方が安心して、ご利用者様やご家族様が望む場所でその人らしく生活を送ることが出来るように支援していきます。
【訪問看護の内容】
療養生活の相談・支援
食事や運動、口腔ケア、排泄ケアなど様々な療養上の助言を行い、健康状態の維持・改善を図るとともに、生活のリズムを整えます。
病状や健康状態の管理と看護
体温・脈拍・血圧・酸素飽和度・呼吸の状態をチェックし、心身の健康状態などを観察し、状態に応じた助言と予防支援を行います。
医療処置・治療上の看護
主治医の指示に基づく医療処置(点滴・吸引・経管栄養・創傷処置・チュウーブ類の交換)服薬管理などを行います。
【訪問でのリハビリテーションについて】
訪問看護で行うリハビリテーションは、住み慣れたご自宅で、ご御本人が自分でできることや、ご家族への介助方法等のアドバイスをすることで、寝たきり状態を防ぎ、生活範囲を広げ、快適で豊かな生活を送ることができる様に支援します。
ADL(日常生活動作)の訓練、運動機能の回復、維持、低下予防、安楽体位、拘縮予防の助言や指導を行います。
家の環境に合わせて日常生活が安楽に送ることができる様に必要なリハビリを実施します。玄関の段差の昇降訓練・指導・歩行リハビリ・入浴やトイレでの排泄ができる様にリハビリ・指導を行います。
関中央病院居宅介護支援事業所の紹介 (ケアマネジャーの事務所です)
要介護認定等、各種申請や介護サービスを利用する際に、窓口となる事業所です。
ご利用者様やご家族様が居宅において、安心・安全に生活が出来るよう居宅サービス計画(ケアプラン)を作成し、適切なサービスが受けられるように、提供事業者と連絡・調整致します。
事業所には、介護支援専門員(ケアマネジャー)が常勤し、介護に対してのご相談やお悩みを医療や介護の専門的な観点から対応いたします。
私たちケアマネジャーが支援させていただきます。
住み慣れた家で安心して生活ができる様にお手伝いします。
ご気軽にご相談ください!!
旭ヶ丘訪問看護ステーション 看護師長 岡田美千代
関中央病院での新人看護師教育始まる
4月3日(金)・4日(土)の二日間、8名の新人看護師を対象に看護部新人研修を行いました。
<1日目>
(1)講義内容:看護部の理念や方針、教育体制などの仕組みの説明、感染防止対策・医療安全対策・看護支援システムについての説明などを行いました。
(2)感想
・どれも看護師として大切なことだと感じた。看護師として思いやりをもつことの大切さも再認識できた。
・看護倫理、接遇について特に心に残った。安全対策にも注意していきたい。
・自分できることから、頑張って一年かけてできるようになりたい。不安気な表情をみせず頑張っていきたい。
・看護師である以上、安全と倫理面を大切にしていきたい。
・新人研修の一年間の計画を知り、自分自身がどこを学ばなくてはいけないかが、はっきりした。
・倫理については、迷うこともあるため自分一人で判断するのではなく先輩に相談していきたい。自分のできること、できないことを見極め頑張っていきたい。
<2日目>
(1)院内見学と実習
院内の見学と皮下・筋肉・静脈内注射、口腔・鼻腔吸引、バイタル測定などの実技を演習しました。講義ではなく、実際に新人看護師同士で注射・吸引を行い、実践に近い研修内容となりました。特に、業務に入っていく上で一番の不安材料になると思われる注射手技には時間をかけて行いました。
(2)感想
・注射針をさされる側の立場になった。両方の立場になりながら反復して練習していきたい。少しでも時間をみつけて練習していきたい。
・採血はドキドキした。緊張しすぎた。書面での勉強もあるが実際の実技も大切。
・初めて採血・注射をした。何がなにかわからないくらい緊張して全くできなかった。
・頭では手技がわかっていているつもりでも、実際やってみると難しい。これから技術を身に着けていきたい。
・自分の技術をみがいて、患者さんに痛い思いをさせないようにしたい。
・血管は見づらく、難しかった。実際の現場で行う前に、もっと練習していきたい。
(3)「私の目指す看護師像」について
新人看護師一人一人に「私の目指す看護師像」について発表してもらいました。それぞれ個々の看護師が免許を取ったばかりの今の思いが、今後、研修や実際の看護実践を通して、どれだけ自分の目指す看護師に近づくことができるのかが楽しみです。これから忙しい日々が続くと思いますが、初心を忘れず、目標に向かって努力していって欲しいと思います。
<次回>
5月13日に行われる新人看護師研修は導尿・浣腸・尿管留置、食事援助技術、抗生剤・インシュリンについて、入退院の取り扱い、発熱時の対応についてです。
3階病棟 主任 野田 玲子